屋敷の外で、メイドのソフィアと剣の訓練。
「……そらっ……そらっ……んっ……そこっ!」
狼狽える僕に、容赦なく模擬刀を打ち込んでくるソフィア。
この屋敷に来る前は、何処かの騎士団にいたと聞いた。
「あらあら、駄目じゃないですか。模擬刀とはいえこんなあっさり打ち抜かれるようでは、とても残念です」
それから、かなりの月日が経っていると思うのに、圧倒されてしまう。
「このようではこの家の跡継ぎとしてやっていけませんよ、心の強さは体から作られるのです」
それもメイド服を着て、所々笑いながら。
その余裕の表情に、悔しいだけじゃない、変な気持ちが湧くときがある。
「さ、もう一度立ちなさい。それとも悔しくないのですか……女なんかに負けて」
以前、突然部屋に現れて。
「うふふっ、急にしゃがみこんで、また私の言葉に反応してしまいましたか」
女なんかに負けて、冷たくそう言われると。
あの時の、何もできずに犯された記憶が蘇って、今でもドキドキしてしまう。
「では行きますよ……ほらっ……ほらっ……駄目です、もっとしっかり剣を持ちなさいっ!」
しゃがみ込んだ僕を立たせて、剣を構えるソフィア。
「このようにメイドに打ち負かされて、女に勝てなくて、恥ずかしくないのですか、悔しくないのですか!!」
そうだ、今は剣の訓練。
メイド長に負けないで、逆に倒して見下すぐらいにならないと。
「何回も叩かれて! ほらっ! 何感じているんですか、足蹴にしちゃいますよ踏んでしまいますよ!」
でも……ソフィア……強い。
僕だって何年も剣を学んでいるのに、手も足も出ない。
「あははははっ! あらあら面白いですわ」
腕、肩、太もも、体中を何回も叩かれ。
耐えられなくて、まるで土下座するみたいに、メイド長の足元に倒れ込んでしまった。
「跪いた頭をメイドに踏まれて、これじゃあ本当に降参しているみたいじゃないですか」
倒れた僕を、ソフィアが詰りながら踏みつける。
ゆっくりと体重をかけて、ブーツの感触を伝えながら、あなたは女に勝てないと、念入りに刻み込まれる。
「勝てないって認めるのですか、女の子に泣かされて、本気で戦ったのに何も出来なくてビクンビクン、無様に、女に、負けて!」
地面に頭を擦り付けられて、体も踏まれて。
この状況に、いつの間にか興奮して息が荒くなってる、気づかれる前に立たないと。
「おっと……そうですよ、その意気です、その反撃する気持ちが大事なのですよ」
立ち上がった僕を見て、優しく微笑みながら剣をしまうソフィア。
「うんうん、お服が汚れてしまいましたね、私の足跡までついちゃってる」
そのまましゃがみ込んで、体についた足跡を丁寧に払ってくれる。
直前までと全く違う、その優しい態度に、いつもの事だけど戸惑ってしまう。
「貴方様にも強い心があるようで安心しました、まぁ……女に負けたという事実は変わりませんけどね」
でも、そう言いながら、そっとちんちんを握られて。
「剣の稽古はこれぐらいにしておきましょうか。お着替えを済ませたら、座学の方に映りましょう」
思わず声をあげた僕を、嬉しそうに見つめるソフィア。
素の性格は恐らくこちらで、ご主人様を弄んで楽しんでる。
「あらあら……素晴らしいですわ、武芸の方はともかく学業は完璧ですねぇ」
庭先にあるテーブルで、引き続き座学を受ける。
「長年教育係をしてきましたが、どうも貴方様は知識を貯めこむほうが得意なようです、私としても大変嬉しく思います」
子供の頃からずっと、僕の世話をしてきたメイド長。
でも筆下ろし以来、まっすぐその顔を見ることができない。
「あっ、ここは間違っていますよ、ここの解き方はここの数字を……ここに持ってきて」
そう言いながら、徐々に顔を近づけ。
「後は……うん、そうですよ、よく出来ました、ちゅっ」
最後に、頬にキスをしてくるソフィア。
頬に残る唇と、メイドの吐息の感触、突然のご褒美に驚いてしまう。
「うんうん、偉いですわ、もう本日の学習範囲を終わってしまいました。本当に、抱きしめたくなるぐらい優秀ですわ」
またご褒美が貰えないか。
そんな下心のせいで、あっという間に課題が終わってしまった。
「でも……残念ながら言わないといけない事が1つあるのです」
これならソフィアも喜んでくれる。
そう思っていたのに。
「あなた……先ほどの稽古中勃起してましたでしょ、それだけならまだしもビクンビクン、私に罵られて軽く逝ってましたよね」
突然、テーブルの下から足を伸ばして、僕の性器を踏みつけてきた。
冷たい口調で喋りながら、こちらを睨みつけている。
「踏みつけられて、何度も叩かれて、ガタガタ震えながらピュって、情けないマゾ豚ザーメンを吐き出してましたよね、私にバレてないと思ったのですか、この変態」
手も足も出ず叩き伏せられて、更に罵られ、それに我慢できなくて。
気づかれないと思っていたのに、ソフィアは全部わかってる。
「駄目じゃないですか、言ったでしょう。あの筆下ろしの日以来、貴方様の射精は私が管理すると」
頭を踏みつけた時のように、徐々に足先に体重をかけてくる。
「それに……ふふっ、この陰嚢の重さは……私の許可無く自慰をしましたね」
筆下ろし以来、僕のちんちんは全部ソフィアに管理されてる。
オナニーもメイドの前で、許可をもらわないと罰が与えられてしまう。
「私としては貴方様の事を考えて射精量の調整をしているのに、このように裏切られてとても傷ついているのです」
目を伏せ、本当に悲しそうな顔をするソフィア。
「さぁ、罰はわかっていますよね、今すぐ四つん這いになってお尻を見せなさい、このマゾ野郎様♪」
でも、またいつもの冷たい顔に戻って。
服を脱ぐよう、メイドに逆らえないご主人様に、命令を言いつけてきた。
「では、今から貴方様のお尻を10回叩きます。一回ごとにきちんと反省して、痛みを受け入れるのですよ」
ズボンを脱ぎ、抱えられるように四つん這いになる。
「うふふっ、怖いですか……今からパチンッ! ってお尻をペンペンされるの不安ですか」
喋りながら一度、わざと寸止めして、怯える僕の反応を楽しむソフィア。
こんな姿、他のメイド達に知られたらどうしよう。
「でも叩く私の手も痛いのですよ」
いや、もしかしたらみんな知っているのかも。
「これは貴方様の為を思って、心を鬼にしてやっているのです……では、行きますよ」
まだ幼い次期当主は、年上のメイド長に逆らえなくて。
こうやって館中で、Hな罰を受けているって。
「1!! なんですか、こんな可愛い声を出しちゃって、まだ一回ですよ」
一切甘えのない、本気の平手打ち。
想像していたよりかなり痛い、でも体を抑えられて動けない。
「2!!! あらあら、もうお尻が赤くなってきました」
凄い音が庭中に響いてる。
痛い、痛い、止めて、お願い。
「3!! 4!!! どんどんいきますよ、休んでいる暇なんか与えませんからね」
でも止まらない、それどころがもっと強く叩いてくる。
「5!!! この駄目チンポ! 何あの程度で勃起しているのですか」
泣きながらお尻を叩かれて、罵られて。
興奮しているのか、ソフィアの声も上ずってきた。
「6!! 女に負けてまぁ無様にピューピューと、私なら恥ずかしくて生きていけませんわ」
最初はそうじゃなかったのに、稽古の時、一方的に打ち叩かれて。
何をやっても手がでない、そう思うと興奮して、ガクガク体が震えてた。
「ほら、また勃起しない! 7!!! もぅ、私の言っている事がわからないのですか!! このクズ、8!!」
今も、怒られてちんちんが大きくなってる。
痛いのに、泣いてるのに、全力で罵られて勃起してる。
「9!! こうして貴方様の事を思って涙を流してお仕置きしてるのに、なんですかそのチンポは!!」
大声で怒鳴りながら、ちんちんも叩くソフィア。
まだ終わらない、何回も何回も叩かれる。
「10!!! 許しませんよ、反省しなさい、そらっ、そらっ、そらっ! もう一回!!!!」
体中を叩かれ、声が出るぐらい痛いのに、止めてと言ったのは最初だけ。
ソフィアに叩かれて、心の何処かで……多分僕は喜んでる。
「まだまだ! えいっ! えいっ! えいっ!!! このクズチンポ! 変態! 反省しなさい!! えいっ!!!」
次の瞬間、ちんちんを強く叩かれ、大きくビクって体が跳ねる。
多分ソフィアは気づいてる、また少しだけ、逝ってしまった。
「ふぅ……あらあら、顔が涙でグシャグシャじゃないですか、ほら、ハンカチで拭いてあげますね」
痛さと気持ちよさで、どんな顔したらいいのかわからない。
でもソフィアはそれを気にせず、優しく顔を拭いてくれている。
「なんですか、怖くなんかないですよ。貴方様がいい子にしていれば、私はいつも通りに接してあげます、うふふっ」
それに、こういうのが好きなんでしょ。
ほんのわずかに聞こえるぐらいの声で、メイド長が呟いたのがわかった。